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フォーカスし続けない

2020.03.04 Category / 日常のこと

週に一度行われる岐阜のある禅宗のお寺で開かれる提唱。
今では、この時間が自分にとって大事な時間になっています。

 

人とお会いすることが多くなったので、普段からネガティブなことに引っ張られないように気をつけているのですが、予期せず降りかかることもあります。
そんな時、自分にあるはずの軸が他へ行ってしまってたりするのですが、提唱に参加すると
『執着するな、ここだぞ』
と、言葉のない声が訴えかけてくれるように軸が戻って来ます。

 

坐禅は、無になって坐ると言われていますが、なかなかできるものではありません。
椅子でも構わないので3分間何も考えず座ってみてください。
きっと、何か考えてしまっています。人間は考えてしまう生き物のようです。だから、ここまで文明も進歩した、いい面でもあります。
ただ、メンタル面では、それがマイナスに働く場合もあるんですよね。

 

一つの念から次々と念が生まれていってしまうのです。
だから、一つの念が生まれた時に、
『あ、今考えた』
と気づくことが大切なようです。付随する念が出る前に潰していく感じです。
大事なのは、フォーカスすることはあっても、フォーカスし続けないことなのかもしれません。
フォーカスしないことができれば一番ですが、そこまでは難しいですからね。

 

坐禅を実践とするなら、提唱は何と説明したらいいのか。講義ではないし。
言葉では言い表せないので、もしご興味のある方は、お近くの禅宗の専門道場にお問い合わせください。道場によりますが、一般の方でも参加できる方法もあると思います。

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